遮熱塗料のメリット・デメリットとは？

2022.10.21

豆知識

室内の温度を快適にしてくれる遮熱塗料ですが、メリット、デメリットがあります。

メリット	デメリット
・夏場の室内温度が快適に保たれる・電気代の節約・耐用年数がよい・熱による劣化を防ぐ	・費用が通常塗料より高め・冬場は効果がでにくい

遮熱塗料には、室内の温度上昇を抑える効果のほかにもメリットがあります。

遮熱塗料には、夏の暑くなる原因である太陽光を反射し、室内の温度を快適に保つ効果があります。

太陽光を反射してくれるので、猛暑のような夏でも室内への影響が少ないです。

遮熱塗装をすることで、室温は最大で2〜3度下がるでしょう。

2〜3度程度の温度差でも体感温度は涼しく感じられます。

暑い夏でも快適に過ごせるでしょう。

遮熱塗料の効果により室内温度が下がることが期待できるため冷房の頻度が減り、電気代を削減できることが期待できます。

室内温度が1度下がると、約10％の電気代が削減できると言われています。

遮熱塗料が室温の上昇を抑え、省エネ効果にもつながります。

遮熱塗料の耐用年数は、平均10〜20年です。

一般の塗料と比べ1.5〜2倍長く、次のメンテナンスまでを考えてもコスパのよい塗料となります。

外壁や屋根の劣化を防ぐ効果もあります。

外壁や屋根は、太陽光などで劣化の進みが早くなり、耐用年数が短くなります。

遮熱塗料は光を反射し、表面温度の上昇を抑えるので、熱による建材自体のダメージを減らすことができます。

遮熱塗料は、省エネ効果が期待できる人気の塗料ですが、デメリットもあります。

遮熱塗料は、特殊効果を持たない一般塗料に比べて、価格が高めとなっています。

安価なシリコン塗料だと、1㎡あたり2,000円ほどですが、遮熱塗料は4,000〜5,000円が相場となっています。

しかし、安い塗料と比べて耐久性が高いため耐用年数は2〜3倍になるものもあります。次回のメンテナンスの手間を考えると遮熱塗料の方が経済的といえるでしょう。

遮熱塗料には、冬場の寒さを補う保温効果を持っていません。

遮熱塗料は、外の熱を室内に伝えにくくしてくれますが、中の熱を外に逃がす機能はないからです。

そのため、暑い夏には最適な塗料ですが、特に冬が長い東北や北海道にはあまり適していないといえます。

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